この記事はやりすぎ都市伝説で話題の奇妙な楽譜「最後の晩餐」に込められた謎について解説しています。
やりすぎ都市伝説で話題となった、奇妙な楽譜。
その楽譜は絵画の中にありました。
みなさんもご存知のイエス・キリストの最後の晩餐。
その中に描かれた楽譜に思わぬメッセージが込められていたんです。
今回は最後の晩餐の中にある奇妙な楽譜に隠されたメッセージについて、徹底解説していきたいと思います。
Contents
やりすぎ都市伝説の奇妙な楽譜が描かれた最後の晩餐とは?
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「最後の晩餐」はあのレオナルド・ダ・ヴィンチ が描いた作品です。
キャンバスではなく、イタリアのミラノにある サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁に描かれた壁画です。
社会や美術の教科書などで1度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
「12使徒の中の一人が私を裏切る」とイエス・キリストが予言したときのことが描かれています。
大きさは420 x 910 cm
壁一面に描かれた大きな壁画です。
レオナルドダヴィンチは1495年から書き始め、3年かけて1498年に完成させました。
レオナルドダヴィンチは未完成の作品が多いのですが、この「最後の晩餐」は完成させた数少ない作品のうちのひとつです。
そしてこの「最後の晩餐」は世界遺産に登録された文化財のひとつとしても有名です。
やりすぎ都市伝説の奇妙な楽譜!最後の晩餐に込められたメッセージとは
今日は大塚国際美術館に行ってました 粗品くんの楽譜のやつ思い出しながら最後の晩餐見てきた pic.twitter.com/359kxwHUCH
— 小夏 (@hXSn6k8Ee7thANu) August 14, 2019
最後の晩餐をよく見ても、どこにも楽譜など描かれていません。
楽譜は暗号にして隠されていたのです。
イエス・キリストの隣にいる弟子たち、描かれている人たちの手、そしてパン。
それらを音符に見立ててみます。
そして当時、ダ・ヴィンチは鏡文字という左右逆にした文字を書いていました。
そのことから、逆に演奏していくと・・・
霜降り明星粗品「一箇所だけ気になるとこなかったですか?不協和音のところがあったんですよ。楽譜上この不協和音のとこっていうのがキリストを裏切ったユダの手の位置なんです。『最後の晩餐』自体がキリストが、こんなかに裏切者がひとりおる、という話をしてる様子を絵にしたのがこの作品なんです」 pic.twitter.com/reI0mmObYj
— ka-tayama (@fusyo2633) January 3, 2020
キリストを裏切ったユダの位置だけが不協和音になっているのです。
最後の晩餐は「この中に裏切りものがいる」という話をしている場面を描いたもの。
その裏切り者がユダ。
実際に弾いたのがこちらの動画です。
パイプオルガンのような電子ピアノで弾かれていますので、教会で弾かれる賛美歌のように聞こえますね。
でも、どこか悲しいような、少し怖いような・・・そんなメロディーですね。
この不協和音は裏切り者ユダの手の位置。
偶然とは思えないですよね。
そしてこれを発見した芸人の粗品さんもすごいです。
そんな粗品さんは2歳からピアノを習っていて、絶対音感の持ち主だそうです。
#粗品 のすべらない話「絶対音感」
2歳からピアノをやる粗品。自分と母だけ絶対音感。
病床に伏してる父が家族に飲み物を頼みやすいよう、粗品がハンドベル🔔を購入。ドは水、レはお茶…等々ハンドベルシステムが明るく機能してたある朝…父は…そして母は…🤣🤣いい話、いい家族😊#すべらない話 pic.twitter.com/2OMGfCypCx
— しまりす (@s_a0621) July 27, 2019
お母さんも絶対音感の持ち主なんですね。だから、あのユダの不協和音にも気がついたのでしょうか。
奇妙な楽譜!最後の晩餐の謎
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最後の晩餐には、この楽譜の他にもいくつも謎があります。
3年で完成
ダ・ヴィンチはとても遅筆で有名です。
未完成の作品が多いのも、そのスピードが理由のひとつでもあります。
そんなダ・ヴィンチが3年で完成させたということは、すごいこと。
この最後の晩餐にはダ・ヴィンチが他の作品にはない、思い入れが込められていたのではないかと言われています。
まさにダ・ヴィンチ・コードですね。
テンペラ
最後の晩餐はテンペラという、乳化作用を持つ物質を固着材として利用する絵具で描かれています。
ダ・ヴィンチはこれまでのフレスコ技法ではなく、乾いた漆喰にテンペラで描くという新しい方法でこの最後の晩餐を描きました。
一般的に壁画には向いていないとされているテンペラであえて描いたのはなぜなのか?
テンペラを使用したからこそ、湿気などに弱く現在では剥離などがひどく確認できない部分もあります。
朽ちていく前提で描いたのでしょうか?
キリストのこめかみ部分に釘
絵の洗浄作業によって、キリストの右のこめかみに釘を打った跡が見つかっています。
絵だとしても、修道院の壁画に描くイエス・キリスト(神)のこめかみに釘を打つなんて、とんでもないことですよね。
この釘を軸に糸を使ってテーブルや天井などの直線を描いたとされています。いくら直線を描くためだったとしても、数学の知識もあったダ・ヴィンチですから、キリストのこめかみ以外の場所をいくらでも見つけられたのではないでしょうか?
あえて、わざとこめかみに釘を打ったのだとしたら?
ナイフを持った手
ユダの後ろにナイフを持った手が描かれています。
この手はペトロの右手だという説が定説となっています。しかし、手の向きを考えるとペトロではなく、この手の向きにできるものが、絵の中の人物では該当しないとする説もあります。
最後の晩餐はその保存状態がとても悪く、描かれた当時の状態が不明なため、このナイフを持った手が誰の手なのか、裏切り者がユダだと知っていてナイフでどうにかしようとしたのか、謎のままとなっています。
存在が奇跡
最後の晩餐はその存在自体が奇跡だと言われています。
- 湿気に弱い画材を使用したのに残っている
- 2度も水害に見舞われ、全体が水浸しになったのに無事
- 幾度も修復を失敗されている
- アメリカ軍の爆撃から逃れた
- 3年間屋根のない状態で保存されていたのに無事
もう存在すること自体が奇跡としかいいようのない壁画となっています。
やりすぎ都市伝説の奇妙な楽譜はダ・ヴィンチの暗号だった?!
いかがでしたでしょうか?
壁画に隠された奇妙な暗号。
ダ・ヴィンチの残した暗号だったのでしょか。
でも、聖書を読めばユダが裏切り者だということは世界中の人が知っています。
それを隠したからといって、暗号にはならないですよね。
この不協和音にはもっと、他の謎も隠されているのかもしれません。