この記事は奇妙な楽譜と言われているデスワルツについて書いています。
やりすぎ都市伝説で話題の奇妙な楽譜。
この奇妙な楽譜の曲は別名「デスワルツ」と呼ばれています。
「死のワルツ」一体どんな曲なのでしょうか?
今回はデスワルツについて
- どんな曲なのか?
- 作曲は誰なのか?
- 奇妙とはどういうことなのか?
などを徹底解説します!
Contents
奇妙な楽譜デスワルツはどこが奇妙?!
楽譜がヤバい!
奇妙な楽譜といわれているデスワルツ。
ピアノのためのピアノ楽曲です。
一体どこがどう奇妙なのでしょうか?
百聞は一見にしかず、ですので早速楽譜を御覧ください。
こちらです↓
佐村河内氏の発注書が話題になっていますが、ここでジョン・スタンプ氏のデスワルツの譜面を見てみましょう。 pic.twitter.com/GsA8sbBTSN
— 由ん (@_neconeco_) February 6, 2014
楽譜が読めない、という人でもこの楽譜の異様さが伝わるのではないでしょうか?
ここで楽譜が読めない人でも1度は聞いたことがあるであろう、「子犬のワルツ」の楽譜と比べてみましょう。
過去の曲の復習。
子犬のワルツに取り組んでいます。
この曲、全く書き込みもなくて直ぐ弾けるようになったはずなのです。
あまり楽譜が読めなくても感覚的に音を追って弾けるようになったのでしょう。
右手のメロディーは割りと弾ける✨
復活できると思います。
手に馴染んで弾きやすい曲です。 pic.twitter.com/kznQcZ0oJO— ごんたまりこ (@marigomukkun) May 11, 2020
「子犬のワルツ」と比べると一目瞭然ですよね。
デスワルツのほうは狂気すら感じます・・・。
実際に弾くとなると、指がつりそうなほどの音符の数。
音符の間隔が詰まっているだけではなく、記号が多すぎて何がなんだかわかりませんね。
65536音符とは?
このデスワルツには65536音符が使われています。
2の16乗である65536音符。
全音符の65536分の1の音価を持つ音符です。
頭が痛くなりそうな数字ですね。
指示が芸術的?!
楽譜には「ゆっくり」や「早く」「強く」「弱く」などの指示があります。
このデスワルツには「強く」という意味の「フォルテ」が10個並んだ「ffffffffff」という指示があったり、奇妙な指示がたくさん。
「ペンギンを逃がせ」という指示もあります。ペンギンってなに?って思いますよね。
でも、音符ってペンギンに見えなくもない?ような気もします。
一体、どうやって弾くのでしょうか?
実はこの楽曲はそもそも、演奏することを前提に作曲されたものではありません。
まず、指が10本では足りません。ピアノを何台も用意してパート分けし、「いっせーのせ」で同時に弾けば演奏できなくもありませんが、一人では弾けないようになっています。
風刺的なパロディ作品なんですね。ですので、楽譜というよりは芸術作品として作られたものになります。
ですので、演奏不可能と言われている65536音符が登場する、ということだったんですね。
この楽譜は弾けない楽譜なので、芸術作品としてオーケストラなどの楽屋に飾られたりすることもあるようです。
ユーモアたっぷりで、本番前に眺めたりしてほっとできる楽譜なのでしょうか。
奇妙な楽譜デスワルツの作曲者は誰?
写メ間違えた上げ直し絶対既出なデスワルツ #楽譜に出てくる謎の指示選手権 pic.twitter.com/9g3zSrFUUu
— トサツ (@AM_aua) August 5, 2016
このデスワルツの作曲者はジョン・スタンプ氏。
ジョンスタンプさんはアメリカのカルフォルニア州レイクウッドというところに住んでいました。
作曲をした当時は高校生。
すごいですよね。高校生がこんなことを思いつくなんて。
ジョンスタンプさんはレイクウッド高等学校という高校でフレンチホルンを演奏していたということです。
ホルンでは到底吹けそうにありませんね。ピアノ楽曲(演奏不可能ですが)を作曲したということは、ホルンだけではなくピアノの基礎もできた可能性が高いですね。
高校生でこんなにユーモア溢れる楽曲を作れるなんて、びっくりですね。
SNSなどで人気に火が付き、実際に演奏しようと試みた人がいたり、コンピューターに演奏させたりする人も現れたりと、音楽に親しんでいる人々の間では有名な楽曲となっています。
奇妙な楽譜はデスワルツ?!曲名は「妖精エアと死のワルツ」
このジョンスタンプさんのデスワルツの正式な曲名は「妖精エアと死のワルツ」
可愛らしい妖精というよりは、悪魔に近いようなイメージを持ってしまいますよね。
実際に演奏した動画がありますので、ぜひ御覧ください。
奇妙な楽譜デスワルツの作曲者は自動車事故の曲も作っていた?!
デスワルツという奇妙な楽譜を作ったジョンスタンプ氏は、他にも奇妙な曲を作っています。
『弦楽四重奏曲第556番-b イ短調(自動車事故)』
自動車事故・・・?
「自動車事故」と「妖精と死のワルツ」”@egao_bott: 世界で一番難しい楽譜 pic.twitter.com/tcVukoV4Aw“大分、前衛的な曲だった(;・д・)
— 睦月朔良【携帯が破壊しました】 (@Flower91Melody) July 6, 2013
こちらも演奏できる曲ではありませんね。
真っ黒。
『ハ長調と嬰ハ短調のための前奏曲と最後の望み:オペラ「アヒルのマーチ」より』という曲もあります。
この楽譜を見てから一般的な楽譜を見ると、スッカスカで不安を覚える気すらしてきます。
こうなったら、すでにジョンスタンプさんの魔力に取り憑かれているのではないでしょうか。
奇妙な楽譜デスワルツは風刺だけではなかった?!その意味とは?
一般的にこのデスワルツはジョンスタンプさんが風刺のために作ったユーモアのある芸術作品だと言われています。
しかし、そこには何かの暗号がかくされているのではないか、との見方も。
- 宇宙との交信ではないか?
- ジョンスタンプ氏は悪魔に取り憑かれていた?
- 妖精エアはなくなった恋人?
- 精神を病んでいた?
など、色々な憶測が飛び交っています。
一体、どれが真実なのでしょうか?
この謎を読み解くことが出来たら、あなたのもとにも妖精エアがやってくるかもしれません。