コストコで手軽に買える敏感肌用のスキンケアブランド”セタフィル”
”敏感肌用で赤ちゃんにも使える”と人気になっていますが、実は界面活性剤や防腐剤が使用されているのを知っていますか?
理学修士号を持つ美容家すみれが「自分の子供には使いたくない」と言い切った理由や、セタフィルの真実を徹底解説します。
Contents
コストコで買えるセタフィルの基本情報と特徴
基本情報
商品名 | セタフィル |
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価格 | ¥2,580(コストコオンライン) |
容量 | 591ml×2個 |
香り | 無香料 |
販売会社 | ガルデルマ株式会社 |
2本セットの価格なので、1本あたり1,290円。
591mlなので容器も大きく、大容量です。
セタフィルは元々、アメリカの薬剤師が肌トラブルで悩んでいる方のために開発したのが始まり。
そのため敏感肌や肌に悩みのある方、刺激にも弱い方でも使えるのが特徴だと公式サイトにもコストコオンラインの商品説明にも記載されています。
洗顔料、化粧水、保湿クリームなど計5商品が日本人のスキンケアステップに合わせて発売されていますが、今回はローションとクリームの成分表を検証してみましょう。
全成分の成分表
水、グリセリン、パルミチン酸イソプロピル、セテアリルアルコール、セテアレス- 20、パンテノール、ナイアシンアミド、酢酸トコフェロール、ジメチコン、アボカド油、ヒマワリ種子油、ステアリン酸グリセリル、安息香酸Na、ベンジルアルコール、クエン酸、パントラクトン
水、グリセリン、ワセリン、ジカプリリルエーテル、ジメチコン、ステアリン酸グリセリル、セタノール、ヒマワリ種子油、ステアリン酸PEG-30 、酢酸トコフェロール、ジメチコノール、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、ベンジルアルコール、フェノキシエタノール、アーモンド油、PG、パンテノール、ナイアシンアミド、EDTA-2Na、カルボマー、水酸化Na、トコフェロール、パントラクトン、クエン酸、BHT
セテアリルアルコール | 界面活性剤(乳化剤) |
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ステアリン酸グリセリル | 界面活性剤(乳化剤) |
安息香酸Na | 防腐剤 |
ベンジルアルコール | 防腐剤 |
アーモンド油 | 保湿剤 |
EDTA- 2 Na | 酸化促進による油脂類の変臭や変色防止剤 |
コストコのセタフィルを使いたくない4つの理由
界面活性剤(ステアリン酸グリセリル・セテアリルアルコール)
クレンジングや食器用洗剤などに添加されている界面活性剤。
水と油を分離させないために、まとめるための乳化剤としてセタフィルでは添加されていると考えられます。
界面活性剤は
- 天然のもの
- 科学的に合成されたもの
この2種類があり、セタフィルに配合されているステアリン酸グリセリルとセテアリルアルコールは化学合成された界面活性剤です。
またセテアリルアルコールは旧表示指定成分(ごく稀にアレルギーを起こす人がいる)のため、注意が必要です。
旧表示指定成分
かつて化粧品に表示が義務付けられていた、使う人によってはごく稀にアレルギー等の皮膚トラブルを起こす可能性のある102種類の成分のこと
防腐剤(安息香酸Na・ベンジルアルコール)
クリームは591mlと大容量になっています。
すぐには使い切ることができない&流通のコストのため、使用期限を長くする必要があります。
そこで使用期限を長くするために防腐剤が配合されることになります。
セタフィルには2種類の防腐剤が配合されています。
アーモンド油
アーモンド油は特にアレルギーの心配のない方が使用するには何も問題はありません。
ただ、敏感肌の方はそもそもお肌が弱い、お肌のバリアが弱まっている方が多くいます。
そんなときにアレルギー反応が起こる危険性のあるアーモンド油をあえて塗る必要性は感じません。
そして、何のアレルギーを持っているか、わからない赤ちゃんに使用するのもアレルギー反応を誘発してしまう恐れがあると考えているので、私は自分の子供には使いたくありません。
ナッツアレルギーは特にアナフィラキシーなどの重篤なアレルギー反応が起こる場合があるので、気をつけたいところですよね。
102種類の旧表示指定成分
セタフィルにはアレルギー性があるとされた「102種類の旧表示指定成分」で、石油由来成分EDTA-2Naが配合されています。
洗剤などでは泡立ちをよくするために添加されている成分です。
セタフィルでは酸化促進による油脂類の変臭や変色防止目的で配合されていると思われます。
コストコのセタフィルは日本製ではない?!
コストコのセタフィルは日本製ではありません。
- スウェーデン
- ドイツ
- カナダ
- スイス
- ブラジル
- 中国
- フランス
この7カ国に工場があります。
不思議ですよね・・・。
完全無添加おすすめローション
完全無添加なんて、ありえない!と思っていたら見つけました。
全ての添加物を排除した、完全無添加にこだわったTOCCOという化粧品のブランド。
水、グリセリン、カニナバラ果実エキス、水酸化K
商品名 | ピュアバリアローション |
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価格 | 3,278円(税込) |
容量 | 300ml |
販売会社 | TOCCO |
添加物 | なし |
完全無添加へのこだわり
無添加化粧品と一口に言っても多くの場合は旧表示指定成分を使っていなければ「無添加」とされるようです。
原材料の時点で添加される保存料や安定剤、また製造の過程で使用される化学物質などをキャリーオーバー成分と言うのですが、このキャリーオーバー成分は化粧品の表示義務から外れています。
つまり化粧品にキャリーオーバー成分が入っていても「無添加」として販売されている化粧品が実は多く存在している可能性があるのです。
TOCCOはそのキャリーオーバー成分を含む全ての添加物を排除して商品が作られています。
作る上で膨大な手間、そしてコストはかかってしまいますが、研究者としての妥協を許さないTOCCOとしてのこだわりを持って日々作り上げているんだとか。
保湿商品の多くはクリームやゲルタイプ。
自然界で混ざることのない「水と油」を混ぜるためどうしても界面活性剤、そして安定させるためのさまざまな添加物が必要となります。
TOCCOでは全ての添加物を入れずに製造できることから「ローションタイプ」がベストという結論にたどり着いたんだそう。
ピュアバリアローションの口コミ
乾燥・敏感肌に加えて、アトピー症状が度々。
Toccoを使い始めてビックリです。ローションなのに潤いが….
しかもアトピーなのに使えるんです。
肌本来が持っている、再生能力を引き出してくれる優れたローションです。
さらっとしたテクスチャー。乾燥肌の私としてはちゃんと保湿が出来るのか不安でしたが、変なベタベタ感はなく、モチッとしっとりしました。朝のメイクに付けていくとツヤ感のある肌に仕上がります。
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コストコのセタフィル!使いたい?使いたくない?
コストコで人気のセタフィルについてご紹介しました。
パッケージの表示方法の記載を見て、化粧品の成分を知ることで
その化粧品がどういうもので作られているかある程度判断できます。
アレルギーを起こす可能性がある成分や、旧表示指定成分を知っておくとより、
自分に合う化粧品を見分ける手がかりとなります。
ぜひ成分もしっかり見て、
- 自分のお肌にあったもの
- 安心して使えるもの
をしっかり選んでいきたいですね。